2018年2月3日

はじめに

[重要なお知らせ(Important notification)]

僕はかつて日本国内で自動車メーカー(大学院卒業後に三菱自動車にて4年間、日産自動車9年間)のエンジニアとして働いていましたが、フランスでのエンジニア生活(SIEMENS Industry Software S.A.S.)を経て現在はイギリスに在住しながら、F1チームでマシンの運動性能開発を担当するエンジニアとして働いています。

日本人F1ドライバーが長く不在の中、少しでも多くの人にもっとF1を今までとは別の視点で楽しんでもらいたい、そしてエンジニアリングの世界に羽ばたくことを夢見る理工系学生にとって将来につながる気付きを与えたい、そんな想いからこのブログを始めようと考えました。

ちなみに過去に自分が開発に携わった代表的なクルマはこんな感じ↓です。





T32型エクストレイル(HEVモデル)


日産で担当した最後のクルマです。走行実験開発前にシミュレーション評価可能なCAE環境を開発して、エクストレイルで初適用したりしてました。寒地実験にも参加し、テストドライバーの方とクルマも技術も磨き上げようと一緒に頑張った想い出が詰まっています。そのテストドライバーの方とは今でも交流があります。

(出展元:日産自動車エクストレイル公式HP)


DAS(Direct Adaptive Steering)と呼ばれるSteer-By-WireシステムのOS設計や電子・安全性開発に従事していました。本当に苦労して開発・量産に結びつけることができた想い出のクルマです。いずれ、自分でも所有しておきたい一台です。

(出展元:日産自動車スカイライン公式HP)



コルト RALLIART バージョンR


新卒で入社した三菱自動車にて初めて担当した車種が当時発売間もないコルトのマイナーチェンジ。その中でもバージョンRのヘッドランプシステムの設計を担当していました。車高センサーやハーネスのレイアウト成立性、衝突安全性、寒地耐久性、生産ラインでの組付け性などなど、設計者としての基本を学んだ初めてのクルマです。

(出展元:グーネット)



本業のエンジニアと並行して全日本学生フォーミュラ大会のデザイン(設計)審査員を10年以上に渡り歴任してきました。現在は居住地の都合上、デザイン審査アドバイザーとして大会に関わっています。僕のこの大会への関わりは本当に長く、深いもので、今となってはライフワークと言っても過言ではありません。

この大会を通じて本当にたくさんの人との出会いがありました。今、こうやってF1エンジニアとして働けているのも、この大会を通じて成長できたことが大きいです。

(2016年大会にてグラーツ応用工科大学のマシン)





今後、このブログを通じて学生フォーミュラの技術情報を中心にF1を始めとした世界のモータースポーツ事情、イギリス生活など様々なトピックを書き綴っていきたいと思います。

学生フォーミュラのトピックについては小難しい技術トピックになることも少なくないかも知れませんが、F1ファンの皆さんにも読み物としても楽しめるようなトピックについても綴ってみようと思うので、楽しんで頂ければ幸いです。