2018年4月11日

僕がF1エンジニアになるまで【第一次転職活動編①】

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伝わらぬ気持ち。


三菱自動車のWRC活動休止を受けて転職活動を決意したのですが、再びあの会社のことを考え始めます。言うまでもなく、ホンダです。この第一次転職活動では、結果的に日産に入社することになるのですが、今回はその経緯について書き綴っていこうと思います。

僕が第一次転職活動をしていた2006年当時、ホンダはF1活動の真っ最中でしたが、残念なことにモータースポーツ部門での中途採用枠はありませんでした。そのため、一旦はモータースポーツとは関係のない部署に入った上で、改めてモータースポーツ部門への異動を目指す必要がありました。そこで問題になったのが…

中途採用の志望動機欄に『F1』というキーワードを書くかどうか?

ということです。

(引用元:ホンダF1公式サイト)
そもそもホンダを志望する真の理由はF1です。正直なところ、それ以外には何もありません。正直にホンダへの志望動機を書くのであれば『F1』というキーワードを書くことになりますが、応募先のポジションがF1ではない以上『F1』というキーワードを含めずに志望動機を書かなくてはなりません。

しかし、僕は『F1』というキーワードを書くことにしたのです。もちろん、応募先のポジションを前提とした志望動機も書くのですが『いずれF1をやりたい』という想いもしっかりと書きました。

なぜF1への想いを書くことにしたのかというと、自分の気持ちに正直でありたいと思ったからです。ホンダが大好きでF1がやりたい、その気持ちを隠して志望動機を書く…自分にとっては意味が分かりません。素直な気持ちをぶつけて内定をもらうことこそ、本当の意味でホンダの社員になれるはず、そういった信念がありました。もしかしたらその想いを理解してもらえるかもしれないと考えていました。

ホンダ、再び。


しかし、僕の考えはまたしても間違っていたようです。

正直に『F1』への想いを綴ったエントリーシートが書類選考を通ることはなく、面接に呼ばれることはありませんでした。これで二度目。しかし、この結果を受けて落ち込んだかと言うとそうでもありませんでした。『やっぱり今回も同じか…』と、どこか達観してしまった気分になったのです。また、どことなくエントリーシート提出の時点で『たぶん受け入れてもらえないだろうな』と頭の片隅ではそう予感していたのです。

(引用元:ホンダF1公式サイト)
想いが強ければ強いほど、なぜか縁遠くなる。それが僕にとってのホンダという会社のようでした。けれども、縁がなかったからと言って嫌いになることもありませんし、ホンダという会社だけでなく、会社を作り上げた本田宗一郎氏と藤沢武夫氏のことも心から尊敬しています。

僕がホンダに入れなかったことには理由があるでしょうし、その理由もある程度は理解しています。ただ、一つだけ言えるのは、面接に呼ばれることもなく、話をする機会すら一度も頂けなかったことは自分にとって本当に残念で仕方なかった…ということです。


だからこそ負けられない。


この頃から、『ホンダとの縁が巡ってくることは今後ないだろう』と思うようになりました。実際に現時点でホンダとの縁はないままなのですが、そのことが僕にとってのモチベーションの源泉の一つとなりました。

(引用元:ホンダ公式サイト)
『ホンダにだけは絶対に負けられない。』こんな気持ちが芽生え、大きくなっていきました。ホンダに入ることが叶わぬのであれば、対峙する道を進んで相手を負かしてみせたい、そう考えるようになりました。 もちろん、F1に関わっていないことには勝つも負けるもありません。まずはF1にまで這い上がり、勝負を挑めるようになる必要があります。そこで、ホンダではないどこかでエンジニアとして成長し、F1チームに直接加入することを目標として自分に課したのです。

[つづきはコチラ]

※補足①
ホンダには多くの友人・知人がおり、F1に携わる方に限らず良い関係を築かせて頂いております。
※補足②
仮に自分の所属するチームが将来的にホンダからPU供給を受けるようになった場合、ビジネスパートナーとして良き関係を築く所存です。


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