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期待値を超えろ!
日産社内の人事制度、オープンエントリーによって決まった統合CAE部への異動。 それまでの職場は日産先進技術開発センターでしたが、初めて日産テクニカルセンター所属となりました。 勤務エリアも変わり、久しぶりに車両運動性能の仕事に携われるということもあって心躍っていました。 しかし、うかれてばかりはいられません。何せF1を目指しているわけですから、それ相応の成果を出せなくてはなりませんし、 仕事のスピード感も大切です。そこで異動と同時に新たな行動テーマを持つことにしました。
イギリス出張時の一コマ |
噛み合い始めた歯車と成果
日産に入社して以来、貪欲にエンジニアとして成長することに没頭してきた結果、入社当時に比べるとずいぶん出来ることが増えてきた実感がありました。
加えて前回のブログでも紹介したように、物事の『本質を見極めること』を心掛けるようにした結果、新しい部署での仕事は日を追うごとに広がりを見せてきました。そして、嬉しいことに仕事での『楽しい!』という感情が久しぶりに戻ってきたのです。
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性能最適化に携わったエクストレイル(引用元:日産自動車公式サイト) |
気がつくと僕の仕事は車両運動性能シミュレーションだけでなく、イギリスやスペインでの空力走行実験の統括リーダー、スーパーコンピュータによるCAE解析プロジェクトへの参加など、驚くほど拡がっていたのです。
しかも、いずれの仕事も社内で過去に前例がない、または世界初とも言えるシミュレーション技術開発でチャレンジングな仕事に取り組む日々でした。 元来、会社で仕事することは全く苦痛ではないのですが、この頃は仕事が楽しくて仕方ありませんでした。オープンエントリーで掴んだ統合CAE部への異動。 自分でこう書くのも何ですが、今では最高の決断をすることができたと思っています。
最高の支えとなった人間関係
統合CAE部への異動が実現したこと、チャレンジングな仕事の機会に恵まれこと、このようなキャリアステップは僕の想いだけで掴み獲れたわけでは決してありません。 当時の統合CAE部の部長を始めとした管理職の皆さんが、僕を信用して仕事を任せてくれ、働きやすいようにサポートしてくれたのです。 また、当時の統合CAE部の同僚に始まり、実験部、実験技術開発部、パワートレイン開発部、関連子会社、CAE関連のソフトウェア会社、本当に多くの方々のサポートに支えて頂くことができました。
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日産テクニカルセンター(引用元:日産チャンネル23ブログ) |
F1入りに向け、いよいよ再始動。
統合CAE部で懸命に仕事に取り組む日々を過ごした結果、ある時から仕事において変化が見られるようになりました。 それは『周囲から頼りにされるようになった』ことです。同僚だけでなく、他部署や関連会社の方々からも『ちょっとお願いしたいことが…』といったお話を頂くことが増えてきたのです。
この実感を得たことで、あの思いが復活してきました。そう、F1への思いです。今の自分なら可能性があるかも知れない…そう思い、本格的にF1チームへの転職活動を始めることを決意したのです。
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VJM08 Photo By Keisuke Kariya (引用元:Wikipedia) |
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